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国際農業機械展

全国区レベルで統計を録ったとしたら、
乗馬経験がある人とハチに刺されたことがある人、トラクターの運転をしたことがある人、の中では
一番少ないのはトラクターの運転じゃないだろうか、なんて
どうでもいいことをふと考えた。

北海道の十勝地方限定でこの三択を迫ったら、結果は分からないが。



4年に一度、プロ農家の生産現場を支える高度かつ最新の技術が集合する、
トラクターのオリンピックとも言われてる、国際農業機械展 in 帯広。

今風に例えるなら、東京ドーム2個?1.5個?の広さ(6ha)の敷地に
初日4万人が集まった。

これを見にはるばる宮崎と鹿児島から仲間がやって来た。



去年を最後に、トラクターとは今後ほとんど縁のない生活をするだろう俺だが、
とりあえず、試乗できる展示トラクターの運転席には座ってみた。

横でエキスパートの友人の説明を聞きながら。


まぁ結局、乗用車と同様、
もう人間がどうこう気を揉まなくても、機械が全部やってくれる時代になったということだ。


メカニックの若者も、メカの知識よりパソコンの達者な人間、といった具合で、
薪ストーブで暖をとりながらレコードを聴いてるような俺は、感動と失望が半々の気分だった。



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この機械展開催中は帯広近郊の宿はどこも満杯で、
札幌ドームの嵐のライヴか北愛国交流広場の機械展か、っていうくらい(かなぁ)。


この一週間7日中4日、内地から来た仲間と宿で飲んだれた俺は幸せ者だ。


仲間との再会ほど楽しいことはない。


来週また来るべつの仲間に備えて、一度体をリセットしよう。



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天才

いやいや、気づいたらもう12月じゃぁないの。

ニンジンの収穫もどうにか11月中に終えることができ、とりあえず一段落。


今年の北海道の百姓は、過去に例のない過酷な現場での収穫を強いられた。

6月からの雨による日照不足から始まり、
9月末の台風被害、そして11月初めの季節外れの大雪。

死活問題と紙一重の日々の中、正に地べたに這いつくばるようにして
農作業を続けなければならなかった農家がほとんどだったろう。

イモ、豆、ビートを作ってる盟友から
「サイトウさんの声でも聞かなきゃ鬱(うつ)になりそうだわ。」
と、電話をもらったこともあった。

あの男があれほど滅入ったんだから、心身ともに参ってしまった農家も実際にあっただろう。


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俺はほとんど毎日、『会長』と呼ばれる立場の親方と一緒に畑にいた。

「あきらめない」とか「屈しない」「めげない」、または「転んでもタダでは起きない」
という日本語を人間という形にしたら『会長』になる、というようなすごい男である。

片道1時間以上かかる遠い畑での作業が2ヶ月近く続いた時、
週3日は会長の車は俺が運転して、助手席には会長、というスタイルで通った。


毎朝AM6:20には出発するが、朝から会話はメチャクチャ弾んだ。

毎日ボロボロになる日々を送ってるにも関わらず、仕事の話はほとんどしない。

お互いの経験してきた得意分野の知識交換、って感じの話が多かったかなぁ。。。

後半は何故か『田中角栄』についていろいろ話したっけ。

政治にやたらと詳しい『会長』の「角栄論」を色々と聞かされたが、
偶然に俺も今年出版された、石原慎太郎著の『天才』、を図書館から借りて読んでたので
会長との会話もかなり楽しかった。

今年のような最悪な状態での収穫期にどっぷり浸かってた身として、
視野を広げて言うならば、現在の日本にもう一度田中角栄のような逆境を打破する男がいたなら、と
日本全国で「田中角栄熱望論」が上がってるのもわかるような気がした。


俺にしてみれば『会長』以上に逆境に強い男とは今まであったこともないが、
『田中角栄』という男もきっと相当なもんだったんだろうなぁ。

さすがに『昭和』の代名詞、です。


『天才』って今年のNO.1ベストセラーなんだって、さっき知ったわ。

石原慎太郎って個人的には嫌いだけど、出す本のほとんどがベストセラーってのもタダモンじゃないよね。


さて、俺は冬シーズンに向けて体を癒しに、どこかに湯治にでも行ってくるかな。

大雪祭り

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                サホロ岳、10/09/AM7:00


台風被害で開催が懸念された新得・大雪祭りだったが、
今年は例年より一週遅れの10月第二日曜日に無事行われた。

今年で4年連続となる、恒例のニンジンジュース販売。

断続的に降る雨、不安定な天候のせいでいつもより客の足色も悪く、
4年目にして初めて売上もダウンしたけど、飲んで喋って楽しい一日だった。

我が社の作るニンジンジュースは
従来の人参ジュースと同じに考えてもらっては困るほど格の違う美味しさなんだが、
飛ぶようには売れない。

日本で最初にニンジンジュースを不味いイメージで販売した人の罪は重い。

あっという間に売り切れたのは、人参シフォンケーキでした。

来年までに人参レシピをもう少し勉強して、メニューを増やさないといかんな。


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                      ナナカマド。


続・積雪

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                 11/27/AM8:00


11/24に続いて/27にトドメの大雪が降った。

11月としては観測史上50数年ぶりの雪らしい。

この雪で不屈の親方もついに収穫続行を断念、今シーズンのニンジン掘りは終了した。


あっけないもんだ。

何をどうあがいても、大自然の成り行きに人間なんてホントに無力である。


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きのう、畑に置きっぱなしの機械を搬送した。

車道から畑の中にある機械までの約200~300mを歩いてとりに行く。

膝上までのクラストした深雪をツボ足で行くのは結構辛い。

トラクターの回収にもカンジキが必要だな、なんて思いながら汗だくになって歩いた。



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11/29/AM10:30。近所からの佐幌岳。


さて、ようやく先が見えた。

あと2日も後始末に会社に行って、今シーズンの農作業は全て終了だ。

一年のうちで一番気持ちが高ぶる時がやっと来た。

趣味と実益を兼ねた冬仕事と、温泉と山スキー漬けの5ヶ月がいよいよ始まる。


泥んこ道を二人

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                   11/22AM6:30、日の出。


相変わらず、先の見えない収穫の日々が続いている。

あと10日か2週間か。。。

朝はマイナス、日中も5℃くらいまでしか上がらない気温の中でしかも強風の畑は辛い。


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サホロ岳。


全国にいる百姓仲間との30年ぶりの再会で1月に東京に行くことになった。

楽しみだ。


収穫が終わったらまずは温泉にでも行って体調を整えよう。

ニセコや十勝連峰、旭岳も俺を待っている。気がする。

収穫ごときでバテてる場合ではない。

疲れた体に鞭打って、ぼちぼちスキーのエッジでも研ぐか。



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                   親分夫妻の昼休み。1ヶ月以上前に撮影した。
                   向かうところ敵なし、の二人の後ろ姿。
                   人生の激流を乗り越えてきたこの夫婦に比べたら、
                   俺らの銀婚なんてまだまだハナクソみたいなもんだ。

                   今日11/22はいい夫婦の日、らしい。
                   

法華の太鼓

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11/5/AM9:00、幕別町の畑からの日高山脈。


手こずりに手こずった畑がようやく終わった。

9/7に掘り始めて約二ヶ月、トラブル続きで予定より一ヶ月も遅れて昨日やっと掘りきった。

いやぁ~、長かったなぁ。。。

これほど苦戦した畑は初めてだ。

昨夜、最後の畑に移動した。

すべての収穫終了までまだあと約3週間かかるが、難所はもう無い。

苦しい思いをして初めてわかる平凡な幸せ。

「何でもないようなことが幸せだったと思う」と虎舞竜も言ってたよな。



今、畑のメンバーは6人だが、平均年齢は69歳だ。

50代半ばの俺がいて69歳なんだから、他がいかにジジイとババアかがわかる。

目は見えない耳は聞こえない手は震える、と困ったもんだ。

俺なんかはみんなに言わせれば若手バリバリの青二才だ。

この老人会、日々の会話の中にときどき教養が光る。

昨日、苦戦した畑がやっと終わったとき、「法華の太鼓だ。」と飲酒で免許取り消しになったジジイが言った。

「何、それ?」

「だんだん良くなる法華の太鼓ってな。」


法華(ほっけ)とは妙法蓮華経のことで、
葬式などでそれを唱えながら坊主がたたく太鼓の音がだんだん良く聞こえてくることであり、
つまりは物事が好転し始めることを言うらしい。


暇さえあれば携帯をちょこちょこイジったり、今風の変な日本語を使ったりする奴なんかいないし、
5月からずっと続く過酷労働にもめげず風邪ひとつひかない。

数々の知恵が隠された経験談や昔話を馬鹿馬鹿しく話してくれる、
そんな大先輩たちと一緒に仕事するのが俺は結構楽しい。



あと3週間、いよいよ先が見えてきましたが、
とにかく体調に気をつけて、最後まで一緒にやり遂げましょう。



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夢の中

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                 素敵な天気図だ。

                 たまにはゆっくり休みなさい、ということなんだろう。

                 
                
                 コーヒーを飲みながらボ・ガンボスを聴く。

                 コーヒーにウィスキーを入れて村八分を聴く。

                 伝説の両バンドは間違いなく時代を越えている。



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ぜんぶニンジン。まだ先は長い。。。10/7。



最後にもう一回、と休日前に計画を立てては天候不順でお流れになり、
結局、不完全燃焼のまま俺の夏山は終わってしまった。


振り返ってみると、今シーズンの夏山は単独行が一度も無かった。

こんなこと、もしかしたら生まれて初めてのことかもしれない。

仲間と登る夏山はやっぱり楽しい。

冬は99.9%単独でバックカントリーだし、夏くらいはわいわい登りたい。

みなさん、来年の夏もまたよろしくお願いします。


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畑から見える日高山脈。中央ちょっと下がってるとんがりがトッタベツ岳。幌尻が弱冠白い。



これから約一ヶ月、澄んだ空気の向こうに日高の主峰を眺めながらの畑仕事になる。

日々の小さな幸せ。

見えるのはどれもこれも遥かなる未踏峰だ。

カムエク、コイカク、1839、エサオマン、来夏お邪魔します。

エサオマンあたりはどうにか滑れないものかなぁ。



欲しいものはいつでも遠い雲の上。。。『夢の中』byどんと、より。 



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南瓜(かぼちゃ)

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世界に誇れるニンジンを生産・出荷する我が社だが、
シーズン中にかぼちゃの収穫をする秋の一日がある。

播種後、ほとんど手をかけず、何回か草取りしてロータリーをかけるだけで
収穫を迎える。

おそらく加工用のニンジンだとは思うが、詳細はわからない。

だが、味は良く、大してかぼちゃへの欲求が無かった俺も
この時期にかぼちゃを食うのが楽しみになったくらい美味いかぼちゃだ。

秋の北海道は、本当に美味い。


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夕陽を見ると思い出す曲。

「はるか遠き君住む街、ひとりしのぶ旅の日を」と歌ったのは加山雄三だった。

口笛をバックに馬に乗ってくしゃくしゃのタバコを咥えていたのは、クリントイーストウッドだった。

両方とも大好きな曲だけど、

俺は28年前、北アルプスに沈む夕陽を見ながら毎日聴いていた、
ドボルザーク新世界第二楽章、俗に言う『家路』が何といっても一番のBGMです。

              


P.S
10/5(日)、新得町大雪祭りでニンジンジュースの店を出すから遊びにおいで。


続・パオパオ

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ビデオデッキが復活してからというもの、夜な夜なビデオ三昧である。

『私をスキーに連れてって』から始まり、『男女七人夏物語』、
そして今は『北の国から』へと続いている。


さて、本日、各地で史上最高気温を記録した、北の国から。

ひと月ほど前に張った畑のパオパオを剥がす作業を行った。

繰り返し言うが、史上最高気温の日に、パサパサに乾ききった畑で作業をした。

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                  AM10:00の気温。この後、畑の気温は温度計の目盛を振り切った。


メンバー7人のうち、4人は俺より一回り以上年上の兄さん姐さんである。

AM11:00、カズコ姐さんが熱中症で早退した。

15歳年上のユキコ姐さんの顔色も悪かった。

「絶対に無理すんなよ。」
「大丈夫だよ。今、救心飲んだから。」

救心を飲みながらするような仕事ではない。

それなのに彼女は救心を飲んでまで頑張った。

褒められる行為かどうかはわからないが、俺は同じ現場で働く後輩として、何ともやりきれなかった。

あと15年後、こんな暑い日に畑で救心を飲むほどつらい肉体に鞭打って
果たして俺は作業を続ける根性があるだろうか、と考えたとき、頭が下がる思いだった。

今までは、あぶらっけのないババア、とか、歯抜けババア、
なんてひどいことを言ってたけど、
これからは口のきき方に気をつけよう、と反省しました。

本日は本当にご苦労様でした。


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THE WEIGHT

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                  トムの桜、5/8。



5月に入ったあたりから、北海道が臭い。

北海道がくさい、という書き方は一部道民には失礼にあたるかも知れないので、

十勝が臭い、畑作地帯が臭い、と言い直そう。


畑をおこした後に各々の農家が様々な肥料を一斉に撒く。

その肥料の主役である鶏糞のにおいが、この時期はあたり前のように漂っている。


桜の開花と山菜取り、二輪ライダーの出現、そしてこの鶏糞のにおいが北海道の春である。



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慣れてない人にとっては堪らなく臭いこの鶏糞ではあるが、
北海道に遊びに来てくさいくさいと言われても我々としては困ってしまう。

俺に言わせれば、都会の電車の中や繁華街の方がよっぽどくさい。




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気温の上昇と共に、ライダーたちもうごめきだした。

この春こそは眠っているZ1の車検を取って出撃しようと思っていたんだけどな。。。

そんな折、毎朝聴いてるトラクターのFMから『THE WEIGHT』が流れてきた。

映画『イージーライダー』の挿入歌である。

『重荷』と言うタイトルで荷物を下そうと歌う、アメリカを感じる大好きな曲だ。



時計を捨てて、バイクの旅に行きたいねぇ。

アメリカ大陸横断、実現したいよな。


     

パオパオ

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パオパオというのは北海道だけのものかと思っていたが、

調べてみたら全国的なもののようだ。

播種が終わった農作物に、霜害防止や保温の意味で被せる
軽い布のような繊維状のものをパオパオというのだが、
なぜパオパオと言うのかはわからない。

俺の勝手な推測だが、中国語で包包と書いてパオパオと呼ぶのではないか、
なんて思ったりもしてる。


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体力と持久力を要するこの作業、やはり女性は強い。

収穫時期の4か月間、苦楽を共にする畑のレギュラー陣が集合して
二町五反のパオパオ張りを行った。

このメンバーがこの時期に顔を揃えるのは極めて珍しく、
あくまでも個人的なことだけど、記念写真を撮ってブログにアップしてしまいました。

口は悪いが気心は知れているので、
仕事してても疲れない。

二町五反は広かったが、笑いながらの楽しい一日でした。

みんな、今シーズンも怪我しないように頑張ろうぜ。


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*一町=1ha,  一反=10a、 一畝(いっせ)=1a,  百間(ひゃっけん)=180m です。

祭りのあと

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サホロ岳。右奥は十勝連峰。11/24/AM10:00。


11月も終わろうとしてるのに、北海道は例年にない暖かさだ。

11/23、ニンジンの収穫が終わった。

約4か月弱、その大半を湿った畑に悩まされながらも、ようやく終わった。

心地よい達成感と疲労感。

山に登った後とちょっとだけ似てる。



我々が掘ったニンジン、アロマレッドを使ったケーキを
帯広のアンパルフェというケーキ屋さんで販売決定したので、
皆さんぜひ食べてみて下さい。

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風に吹かれて

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               マイカーの記念写真。               



毎年6月からの俺の愛車はMF,マッセイファーガソンというトラクター。

全国的にはどうか知らんが、北海道ではメジャーなメーカーだ。

4,5月の愛車は王者ジョンディア。

トラクターの使用頻度は距離で計算するのではなく時間だ。

何キロ走ったではなく、何時間乗ったか。

例えば自家用車なら5000kmでオイル交換だが、
トラクターなら200時間、というふうに。

毎年ジョンディアに約200時間、ファーガソンに約700時間乗る。

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10月も終わりだというのに、まだ先の見えない今年の収穫。

あと150時間は乗るのだろうか。

答えは風の中にある。


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トムラウシ。


         



         






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ニンジンジュース

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世の中にはたくさんの農作物がある。

さらにその作物個々にもいろんな種類がある。

例えばジャガイモで言うならば、男爵、メークイン、北あかり、レッドムーンなどなど。

同じように、あまり一般的には知られてはいないが、ゴボウやニンジンにも種類がある。

今、我が社ではアロマレッドという種類のニンジンを作っている。

ここ何年か、このニンジンのPRを兼ねてうちの社長が札幌まで
道産モノの物品展やラジオ出演など、あっちこっちに動き回っている。

このアロマレッドというニンジンは
オレンジ色が鮮やかで、とにかく甘く、ニンジン臭くない。

一番美味い食い方は、生でかじりつくことだ。

ジュースにしても、ニンジン臭くなく、甘い。

ニンジン嫌いな人でも飲める。



毎年10月の第一日曜日に行われる町内のとある祭りで、
そのアロマレッドのジュース販売をすることになった。

一年前の祭りが終わった後、
「来年の祭りではニンジンジュースの店でも出しますか。」
なんて、調子いいこと言い出しっぺだったことをすっかり忘れてて、
今年の祭りの日曜日は山登りの予定を返上して、ジュース売りをする羽目になってしまった。

俺が店頭に出たら客が寄り付かなくなる、とか言われてたのに、
結局みんな飲むのに忙しくて、武闘派NO.1女性のめぐみさんと二人で売ることになった。

ホントは18歳の可愛いミクとやるはずだったのになぁ。。。

当然、このブログをめぐみさんが絶対に見ていない確信があるから、
こんなことが書けるのです。

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店の前を通るほとんどの人に試飲させて、一杯100円で売る。

「私、ニンジン嫌いなんです。」と言う人にも、
「そんな人にこそ、ぜひ試してもらいたいんです。」
と、一杯100円で飲ます。

ボッタくりバーか悪徳訪問販売のような商売で100杯以上は売れたのか。

こんな商売でも、95%の人が
「これは美味い!」
と言ってくれたのはうれしかった。

残り5%の人は
「やっぱりニンジンだわ。」とか
「うわ、ニンジンだ。」とか言ってたっけ。

そのたびにめぐみさんが
「サイトウさん、こんなこと言ってますけどどうします?」
なんて俺にふってきてたけど、まぁ二人ともイイだけ飲みながらの販売だったので、
無礼講ということで勘弁してください。


さらにパワーアップして、来年もおそらく店を出すような気がする。

自分の予定が一番大事、な人生を送ってる俺だけど、
この祭りでのジュース販売はきっと断りきれないので、
来年よかったら遊びに来てください。

できればミクと売りたいけど、まためぐみさんなのかなぁ。。。








派遣アルバイトの若者たち

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世間で、派遣派遣と言われるようになってどのくらい経つのだろうか?

初めて派遣アルバイトを身近に感じるようになったのは
2008年の冬のサホロスキー場からか。

三男のマサが千葉から派遣のリゾートバイトで来たときだった。

内地から北海道にリゾバで来る奴らはまだよかった。

冬シーズン滑りたい、という目標があったから、活気のある若者が多かった。

翌シーズンから、地元北海道帯広から派遣された奴らがドッと入ってきた。

ここから明らかに質が変わった。

全員とは言わないが、一部分の若者を除いた大多数が
「お前ら、何が楽しみで生きてるの?」
というような奴らばかりだった。

なんか、こう、熱くない。

夢も目的もない。

別にかまわないんだが、覇気も活気もないので、
当然元気よく挨拶なんてできるわけがない。

与えられた仕事だけを、時間内だけそこに居て、時間が過ぎて行けばいい。
あとさきの事は無関心。

『若い頃の苦労は買ってでもしろ』なんて言葉は死語だ。

幸い、我が家に出入りしてた若い衆は別物だったけど。

けれども今や、ほとんどの職業での人集めは派遣会社に頼ってるのが現状だ。

農業の世界もまたしかり。

収穫時期の畑や工場の20人30人という大がかりな募集は
派遣会社にお願いすれば簡単に人は集まる。

派遣会社も今後毎年大口として使ってもらえるので評価を落とさないよう必死だ。

帯広だけでも派遣会社は20以上はあるし。


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                サホロ岳。9/26




俺が世話になってるニンジンの会社も、3年くらい前から派遣を使うようになった。

工場の流れ作業はともかく、畑作業全般を奴らができるのか。

我々としても多くは望まない。

仕事全体のリズムを崩さずに、怪我をしないよう収穫時期を終えてくれればいい。


畑作業は10人程度のぎりぎりの人数で毎年ワンシーズンを乗り切っている。

70歳越してるがバリバリの会長を先頭に、俺ら身内のメンバーと派遣数名。



今年も8月から4人の若者が畑に来た。

若い男と女の仲良しグループだった。

仕事は過去の派遣で来た若者たちよりはるかにできる奴らだった。

でも来た当初から、派遣会社に対する様々な小言を漏らしていた。


8月の半ば頃、歓迎会の意味を込めた飲み会をやった。

人類最強の男、と敬愛しているあの会長が、
若者たちにビールを注ぎながら
「あと3か月、ひとつよろしくお願いします。」
と頭を下げてる姿を見て俺は、何か腑に落ちなかった。


先日、いつものように朝7:00頃畑に着いて、会長に挨拶に行くと
「もうあいつら来ないわ。」
と会長が言った。
「来ないって?」
「辞めた。」
会長はハハハと笑っていたが、なんだそれは。

派遣会社との折り合いが悪く、奴らは仕事をボイコットしたようだ。

この一番忙しい時期の畑の状況を無視して。

残された人間のことを考えずに。

派遣会社に不平不満をもらしていたボス的存在の女子が、
仲間を引っ張り込んだあげくにとった行動だった。

詳細は省くが、取るに足りない不平不満で、あきれてしまう。

俺が娘感覚で接してた17歳のミクも巻き込まれて来なくなってしまった。


権利を主張するのはいいが、義務を怠ってる奴が多い。

世の中には、やってはいけないとても大事なことが多々ある。

それを破ったところで法には触れないし、また学校で教わる類のものでもない。

俺も偉そうなことを言える男ではない。

でも、人間は決して独りで生きていけない。

若者のわがままな行動はいつまでも続くものではない。

今回彼らにとって、相手が派遣会社でよかったと思う。

直接うちの会社とやりあうようなことになったら奴ら大変なことになってただろう。


早く戻ってこいよ、ミク。



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夏の証

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夏の雲に秋の色が映ってる十勝の黄昏。8/21/PM18:00。


俺は夏の畑仕事ではほとんど手袋を履かない。(北海道では手袋を、履く、と言う)

そのせいでいつも爪は黒い。

秋になって土が冷たくなってきたらいつのまにか手袋を履いている。

黒い爪は俺の夏の証でもある。

日中はまだ陽射しの強い北海道だが、一雨ごとに空気がさわやかになってきた。

TVでは、もはやスタッドレスとストーブのCMが流れている。

あとひと月もすれば、初冠雪のニュースをやるだろう。



今から35年前、俺が高3の8月に立て続けに流れた資生堂のCM2本。

あの夏の証だった。

想い出は生きる力。



        


           

Hotter than July

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8/7/AM7:00、気温20℃。収穫前のニンジン畑。


8月に入って北海道・十勝も暑い日が続いている。

暑いと言っても最高気温28℃くらいで、
「ふざけんなよ、涼しいだろ!」って内地の人に怒られそうだけど。


先月、内地から仲間が来てTOMで飲んだ時に盛り上がった
70年代ディスコソングのボニーM,
あれから何度もその当時のボニーMのカセットテープを聴いていた。

そのカセットのA面はボニーM、B面はスティービーワンダーの『Hotter than July』
というアルバムが入っている。

1980年頃に作ったテープだと思う。

『Hotter than July』、
30年以上前のアルバムだけど今まさに、7月より暑い、だけにドンピシャだ。




8/5から本格的にニンジンの収穫が始まった。

毎年おなじみのレギュラーメンバーと
派遣からくる新人とのギリギリの人数で乗り切らなければならない、
3か月半のサバイバルゲームの始まりだ。

このめちゃめちゃ忙しい時期の、弱音を吐いた奴は負け、という
そんな状態が続く日々が俺は好きだ。

北海道の農家全員、肉体的にはつらいけど、心は充実してる秋、
自分もその末席にいられるのは、ある意味とても贅沢で幸せなことだと思う。


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       興味のある人は『土田農産』のHPを。



内地では7/7が七夕、
理由はわからないが北海道では本日8/7が七夕。
旧暦新暦の関係だろうけど。

昨夜は星が綺麗だったけど、今夜は見れるだろうか。

星ではないが、2年前の8/6夜、東飯能駅のホームから見た花火はよかったなぁ。。。

あれから夏の花火は見てないわ。


『Hotter than July』を聴いてた30年以上前の同時期にハマってた、
毎年8月になると聴きたくなる石川セリ。

この曲を聴いて懐かしく思う人と、ゆっくり飲みたいものです。

    






男と女のいる畑

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麦畑の奥に王者トムラウシ。6/30/PM14:00


6月最後の日曜日、今シーズン最高の天気。

今日のこの晴天を上回る日は今年はもう無いのではないだろうか、
というくらいさわやかな北海道の夏だった。

仕事なんかしてる場合じゃない。。。のに仕事だった。

わかってはいるけど、この快晴、せめて一週間ずれて欲しかった。

まぁ、今日仕事してない百姓はいないだろうけど。



人手不足のため、今シーズンはよく畑の草取りに駆り出される。

この仕事、本来はパートのおばちゃんたちが主となってやるんだが、
今日で5日連続男性陣も協力してる。

地味で黙々とひたすら根気のいる手仕事で、
やる気と忍耐がものをいう持久力勝負の作業だ。

農業の基本、といってもいいだろう。

こういった仕事は女性には絶対勝てない。

女性は本当に我慢強い。

農家の男はほとんど誰もが「女の人は強い。」と言う。

この世界にいたら『男尊女卑』や『男女雇用均等法』という意識は生まれない。

言うならば『適材適所』だ。

技能的な給料の差はあるが、生産から出荷まで仕事の上下はない。

全員平等で同じ目標に進んでいく。

人間は自分の持ってる能力でできることを、頑張って笑顔でやればいい、とつくづく思う。



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                左側、ツンツン出てるのが雑草。
                これを一本一本手で抜いていく。
                その総面積たるや東京ドーム5個分はあるだろう。



P.S この歌をアップしようと思ってタイトルつけたのに忘れてた。

             

畑の中の一本の桜

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内地より遅れること2か月。

やっと咲いた。






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                       マイブームの緋牡丹も満開。

明日は別の日

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新得町民に愛されてるオダッシュ山。5/17/AM6:30


やっと晴れた。

最高気温が10℃に達しない日々が続いていたが、今日はいきなり20℃突破だ。

大雨が降らない限り、寒くても暑くても強風でもトラクターは動いている。

けど、作業ははかどらない。

ここにきてクセのある畑にぶつかり、はらわたが煮えくり返るような毎日だ。

相手は大地、イライラしても始まらないんだが
人間の小さい俺は、凶暴性を全身から発しながらトラクターのハンドルを握ってる。

雪質、土質を気にしない、オールラウンドプレイヤーになりたかったんじゃないのかよ。



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写真なんか撮ってる場合じゃないんだけどな。


イライラしてる時は、何でもいいから頭の中に曲を流すと気が紛れる。

できれば歌った方がいい。


『明日は別の日』。

何故か今日はこの曲だった。

明日こそ好転してほしい、という願いを込めて歌おうとした。

けどイタリア語だかフランス語だかで歌えない。

しょうがないからでたらめ語で歌ってた。


アランドロン主演の『高校教師』という映画の主題歌。

30年以上も昔に、映画音楽特集のテープを自作した時に選んで入れた曲だけど
映画は観てない。


ホントいい曲なんだよな、、、大好きな曲だ。


家に戻ってきてテープを探したが見つからず、そうなると何が何でも聴きたくなって
ダメ元でYouTubeで検索したら、なんとヒットした。

いやぁ、うれしいね。

便利な世の中になったもんだ。


うれしくて、しょうもないブログをアップしてしまいました。


    









土の季節

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春が来て北海道の農業が一斉に動き出した。わけではなかった。

だいたいにして春が来ない。

4月になっても太陽はほとんど顔を出さず、気温は連日ひとけた、
風は強く、山は視界不良、といった状態だった。

骨折のうっぷんを晴らすべく、山三昧の日々を送るつもりだったのに、
結局4回しか行けずモヤモヤ気分が抜けないうちに5月になってしまった。

今シーズン、旭岳滑降は断念、5月中になんとか十勝岳だけでも滑りたいが。

桜はいつになったら咲くのだろうか。。。



5/2、畑作業が始まった。始まってしまった。

シーズン初っ端、トラクターのラヂオから聴こえてきた今年のオープニング曲は
RCの『ジャンプ』、
そうか、キヨシローの命日だもんな。


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畑から見える日高山脈の端くれ、剣山。剣岳じゃぁありません。5/4/AM10:30。



1000m級の山もまだ雪を被ってる。

まだ一か月は楽に滑れそうだ。


一年を徹して土と雪をいじってる。

雪質、土質を気にしない、大地に対してオールラウンドプレイヤーになりたいものだ。




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作業が早く終わったので、畑横の秘密の花園からネギ(ギョウジャニンニク)を採ってきた。

このあたりはまだ小さめなので、大きいのだけ、ちょっとだけ。

やっぱり少しずつ春はやって来てるのかな。
プロフィール

ブラダマンテ

Author:ブラダマンテ
登って下って飲んで寝る。
起きて釣って飲んで弾く。
そして週に一度馬を買う。
俺の辞書に退屈の文字は無い。
by RyugoSaito

sugarmountain-z1@ivory.plala.or.jp







































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